お知らせ

東京八重洲にレスキュー古材を活用した「繋がりの本棚」を設置

レスキューした板材を活用した本棚「繋がりの本棚」を、東京ミッドタウン八重洲内にある「イノベーションフィールド八重洲」※に設置いただきました。同施設内の「東京八重洲チカバキッチン」のリニューアルに合わせての設置です。設置者は三井不動産株式会社様。設計・製作を株式会社丹青社が担当しました。

制作にあたっては、古材の表情を残しつつ本棚として機能する什器を目指しました。現地の視察を行った丹青社のデザイナーが設計を行い、古材を復耕ラボのスタッフと一緒に選定。3 軒の古民家からレスキューした古材を使用し、3 台の本棚を制作しました。一点一点表情の違う古材の特性を生かし、傷などもそのままに使用しています。一方、古材の「味」でもあるビス痕や、経年変化は什器としての強度など、機能を損ねる要因にもなりかねませんが、構造的な部分は合板で作り、ディスプレイされる部分に対し限定的に古材をはめ込んでいく手法で解決しています。

「繋がりの本棚」概要
設置場所 :東京ミッドタウン八重洲 5 階 チカバキッチン東京八重洲(東京都中央区八重洲 2-2-1)
設置者 :三井不動産株式会社
設計・製作:株式会社丹青社
制作 :株式会社 Tree to Green
協力 :一般社団法人のと復耕ラボ、株式会社花咲爺さんズ

※イノベーションフィールド八重洲は、三井不動産株式会社が運営する地域経済創発プロジェクト「POTLUCK YAESU」の拠点施設であり、過去のイベントでも「のと古材レスキュープロジェクト」をご紹介いただくなど取り組みに賛同いただいておりました。今回、地域の創造的な取り組みを支援する趣旨でリニューアルに合わせて古材を活用した常設什器として採用いただき、取り組みが実現しました。