のと古材レスキュープロジェクト

解体される建物から古材をレスキューします!

Noto’s Reclaimed Wood Rescue Project

解体される建物から、
まだまだつかえる古材を引き取っています

能登半島地震で約2万軒の古民家が
半壊以上の被害を受けた

2024年1月1日に発生した能登半島地震によって、半壊以上の被害を受けた家屋は約2万軒にものぼります。その多くが築50年を超える古民家であり、それらが織りなす風景は能登の魅力の一つでした。しかし、残念ながらそのほとんどがこれから解体せざるを得ない状況になってしまいました。

写真提供:野水克也

のと復耕ラボが
古材レスキュープロジェクトを開始

のと復耕ラボでは、様々なボランティア活動を行う中で、被災者の方から「このまま解体されてしまうのが悲しい」「柱一本でも次のお家に持っていけたら気分が違うのに」という声を聴き、古材レスキュープロジェクトを始めることとしました。漆の塗られた床材であったり、太い梁や柱、それぞれの方の思い出の詰まったお家に使われていた貴重な古材をレスキューし、能登内外の建築物の内装材や家具などに、様々な事業者と連携して活用していきます。

ご依頼の流れ

  1. 01

    ご依頼

  2. 02

    下見・
    ご説明

  3. 03

    レスキュー

  4. 04

    整備・保管

  5. 05

    活用

  • ご依頼フォームより必要事項を入力の上ご依頼ください。お電話でのご相談もいただけます。
  • 古材を車両に積み込む前に、材の体積に応じて買い取り見積もりを発行いたします。ご納得いただけるようでしたら、その場で現金をお支払いし、古材をお引き取りいたします(軽トラック1台分で5,000円を目安)。
  • 輪島市三井町から概ね片道1時間以内の範囲でレスキューいたします。

わたしたちが
レスキューするのは、
誰かが大切にしてきたもの。
また、新しい役目をもって、
次の誰かに大切に
使っていただけるよう、
きちんと価値を伝えて
引き継いでいきます。

レスキューリスト

  • 古材の床板
  • 古材の柱、梁
  • 古材の一枚板
  • 板トタン・波トタン
  • 建具(障子・襖は不可)
  • 和箪笥・木製引戸棚
  • 合板製品、家具量販店のもの、プラスチック製品、五月人形、ひな人形などは引き取り対象外です。
  • 上記レスキューリスト以外で引き取りを希望する古材がある場合はお問い合わせください。
  • 保管場所に限りがあり、上記リストの品でも状態等によって引き取りが難しい場合があります。

活用について

古材のストーリーを引き継ぎ、活用していただける方に向けて、古材を販売しています。ご活用をご検討いただける方はお気軽にご相談ください。

ストックしている古材の一例
  • 床材
  • 柱材、梁材
  • 鴨居材、敷居材
  • 箪笥等の古道具類

活用事例

  • 仮設住宅団地「耕すベンチ」
    に古材を提供

    石川県様

    石川県穴水町のコミュニティ農園に設置されるベンチを、千葉学建築計画事務所がワークショップ形式で制作。のと古材レスキュープロジェクトより材料となる古材を提供しました。東京代官山で制作されたベンチは一度解体保管されたのち、25年3月に穴水町に設置されます。

  • MIDTOWN YAESU CHRISTMAS 2024
    「キンツギツギキ」
    に古材を提供

    一般社団法人八重洲二丁目北地区
    エリアマネジメント様

    キンツギツギキは、石川県でも盛んな伝統工芸「金継ぎ」から着想を得たインタラクティブツリーです。石川と東京の木材を組み合わせて作られたツリーは、バラバラになったものを繋ぎ合わせる金継ぎのように、新たな輝きを生み出します。キンツギツギキは訪れる人のアクションによって特別な光と音の演出を披露。ツリーの台座に手をかざすと、それぞれのパーツを繋ぎ合わせるよう金色の光が駆け巡り、幻想的な音楽と合わせ空間を彩ります。プロデュースはHYTEK、空間・インタラクション設計は博展が担当。楽曲は石川県出身のアーティストKan Sano氏が提供。石川の資材は「のと復耕ラボ」&「古材クリエイト青組」や石川県の「フルタニランバー」、東京の資材は「森未来」と連携し、石川と東京の木材を組み合わせたツリーの造作を実現しました。

オリジナルプロダクト
について

のと古材レスキュープロジェクトでは、古材を活用したプロダクト生産を通して、能登地域のものづくり文化を育てていきます。
まずは、レスキューした古材を使用したオリジナルフォトフレームをプロジェクトメンバーの手で受注生産をスタートしました。のと復耕ラボのオンラインショップからご購入が可能です。

  • フォトフレーム(大)

    能登半島地震で解体される古民家からレスキューした古材で作ったフォトフレームです。
    写真やイラストなどのディスプレイにご活用いただけます。

    • 外寸:405mm×320mm
    • 内寸:285mm×200mm
    • 厚さ:30mm

\他のオリジナルプロダクトもございます/

運営団体

団体名
一般社団法人のと復耕ラボ
代表理事
山本 亮
設立年月日
2024年9月2日
活動拠点
茅葺庵 三井の里
(輪島市三井町小泉漆原14-2)
活動内容
ボランティア派遣、地域のニーズ調査、拠点運営、森づくり、古材レスキューなど
活動実績
ボランティア受入延べ人数:3,100名(2024年11月現在)

私たちはご依頼いただいた方のお家にお伺いしてレスキューをしています。そのまま解体されてしまうことを悲しく思っている方、誰か別の方に使ってほしいという想いのある方、再建時に使いたいという想いのある方、先ずは一度お気軽にお問い合わせください。
また、この古材レスキューを手伝いたいという方、レスキューした古材を使いたいという方も募集しております。一緒に能登の財産と持ち主の方を救い、新たな価値を創り出し、未来へとつなげていきましょう!

プロジェクトメンバー

  • 代表理事

    山本 亮

  • 理事/
    古材レスキュー
    プロジェクト担当

    越田 純一

  • 古材create青組

    江崎 青

  • 大工

    宮坂 竜太

  • 株式会社丹青社

    大竹 悠介

  • 株式会社丹青社

    鎌田 隆志

協力者募集

のと古材レスキュープロジェクトでは、活動の趣旨に賛同し、協力いただる個人・企業・団体の皆さんを募集しています。

  • 材の保管場所を提供いただける方(能登地域)
  • 現場作業をお手伝いいただける方(ボランティアはのと復耕ラボの参加フォームよりご登録ください)
  • 事務経理系のお仕事をお手伝いいただける方
  • 広報や活用方法の開拓についてご協力いただける方

\まずはお気軽にお問い合わせください/

お問い合わせ

まずはお気軽にお問い合わせください。

フォームでのお問い合わせ